筑波大学編入体験記

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この記事は東京高専プロコンゼミ① Advent Calendar 2019 8日目の記事です.

筑波大学 情報学群情報科学類の編入体験記です.結果は合格でした.

これはバス停から降りた時に撮った写真ですが,試験場への案内の看板が草むらでした.自然豊かな大学ですね.

試験場への看板

スペック 🔗

  • 東京高専 電子工学科
  • TOEIC 695
  • 学科によってレベルが違い過ぎるので,席次はあんまり参考にならない気がしますが,大体2位くらいを維持してました.

試験 🔗

電気電子系の学科に所属してるので,常識程度の回路の知識と,電磁気の知識があります.

メディア創生で単願にすると,情報基礎/数学でマズいと思った時,立て直しが効かなくなるので,情報科学類/メディア創生併願で,マズいと思ったら物理に逃げるという方針で行きました.(CSをやりたいので,落合洋一イメージの強いメ創よりも情報科学類行きたかったというのはありますが)

当日の試験ですが,開始と同時に問題全体をパッと見わたしました.数学情報基礎共に解けない問題はなさそうといったところでした.物理の問題も見たのですが,物理の1問目が非常に簡単だったため,凡ミスが発生しそうな情報基礎2を捨てて,情報科学類狙いで試験を受けました.

数学1 🔗

(1) 陰関数の偏導関数問でした.やるだけ問です.

(2) 教科書の例題レベルの広義積分問題です.スッと部分分数分解して解きます.

数学2 🔗

内容をよく覚えてないのですが,行列関係の問題です. 当日解いた問題の原本を後輩にプレゼントしてしまったので,確認するすべがないのですが,気が向いたら後輩から見せてもらって追記します. とりあえず,頑張ってやるしかない問題でした.

情報基礎1 🔗

e^nを求める関数に関する問題でした. 頭の悪い求め方をしてたはずなので,適当に直しつつ,計算量とかを問われる雰囲気です.

物理1 🔗

教科書の例題レベルのアンペールの法則を何のひねりもなくそのまま使う問題とRC過渡に関する問題です. 微分方程式を解かなくてもこれくらいそのまま出せるだろみたいな普通のRC過渡でしたが,素直に微分方程式を立てて解いときました,

試験の感想 🔗

筑波大学の情報学群の問題は毎年難易度と傾向が変わりすぎるので,対策が難しいような気がしますが,今年は比較的難易度の少ない問題が出てたおかげで,こころに余裕をもって望むことが出来ました. 周りの人の試験の感想を見ていると,物理1がすごい簡単だったのに気付かず情報基礎2でミスをしてしまった人を割と見かけた印象だったので,物理に逃げた戦略は間違っていなかったのではないかと思います.

受験前日 🔗

東京高専なので自宅は関東にあるのですが,当日現地に行こうとするとそれなりに早い電車に乗らないと間に合わないので,前泊することにしました. 例年こうなのかはわかりませんが,この日の午前に電通大の郷学合格発表がありました.合格という結果を見た後,適当に荷造りして,現地に18時くらいに行きました. 宿はこちらです.結構前泊する人が多いようで,かなり宿が埋まっていた印象があります(気のせいでしょうか

当日 🔗

当日は朝起きて,朝食をホテルで取ってからバスに乗っていきました.下手に歩くよりも会場の近くまで行けたので結構この選択はよかったと思うのですが,土浦からの普通に遅延してきたので,少しひやひやしました.

試験会場に移動してから,適当に編入数学徹底演習とかを開きつつ,最後の復習をしつつ開始を待ちました.

受験終わりは,筑波大学に進学した東京高専の先輩と,ラーメンを食べに行きました.

終わりに 🔗

結果は合格でしたが,本格的な勉強を始めたのが2月頃なので勉強量に不安がありました. 前日に電通大の合格があったので精神的に何とかなっていた気がしますが,勉強はもっと早くから始めておいた方が絶対に良いです. 編入試験は情報戦なところがあるので,情報集めだけは頑張ってください.自分は部活の先輩がかなりの割合で筑波大学に進学していたので,10年分くらいの過去問を入手でき,分析と対策が出来ました(電通大とかとくらべて傾向が毎年似ているわけではないので,この行動に意味があったかは微妙ではありますが). 勉強量ですが,study plusとかで記録していたわけではないので,数字では教えられないですが,2月ごろから書いてるノートを全部重ねてみたらこんな感じになりました.

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